今回は、僕が保有している三井金属(5706)について書いてみます。

三井金属は以前から保有している銘柄ですが、2026年10月1日の株式分割後に追加購入しました。

今回の株式分割は1株→10株。

かなり思い切った分割です。

分割によって1株あたりの株価が大幅に下がり、100株単位でも以前よりずっと買いやすくなりました。

もちろん、株式分割をしたから企業価値が10倍になるわけではありません。

ケーキを10等分してもケーキそのものが大きくなるわけではないのと同じです。

それでも最低投資金額が下がれば、新しく参加できる投資家は増えます。

僕自身も分割後に買い足しました。

追加購入した理由は……買いたかったから(笑)

今回、三井金属を追加購入した理由。

細かく分析すればいろいろあります。

AI関連、銅箔、全固体電池、チャート、株式分割……。

でも一番シンプルな理由を言ってしまえば、

「買いたかったから」

です(笑)。

投資を長くやっていると、いろいろな指標を調べます。

PER、PBR、ROE、配当利回り、移動平均線、業績予想、アナリストの目標株価……。

もちろん、どれも大切です。

ただ最終的に買うかどうかを決めるときは、「この会社を今の価格なら持っておきたい」という感覚も僕は大切にしています。

今回の三井金属は、まさにそんな銘柄でした。

株式分割で一気に買いやすくなった

財経新聞によると、三井金属は2026年10月1日付で1株を10株に分割しました。

10月1日の終値は2,464.5円。

100株購入するために必要な資金は、約25万円です。

同じ非鉄金属関連として紹介されているJX金属は約36万円、住友金属鉱山は約98万円です。

こうして比較すると、三井金属はかなり買いやすくなりました。

以前の株価水準では100株買うためにはそれなりの資金が必要でしたから、10分割によって個人投資家にとってのハードルはかなり下がったと思います。

ただし、ここは勘違いしてはいけません。

株式分割そのものによって企業価値が上がるわけではありません。

重要なのは、分割したことではなく、

「分割後の三井金属を、この株価で買いたいか?」

ということです。

目標株価がかなり違うのが面白い

今回調べていて面白かったのが、目標株価です。

僕が確認した時点では、

ミンカブの目標株価:3,090円

SBI証券の目標株価:4,688円

となっていました。

三井金属 ミンカブの株価予想
ミンカブ:目標株価3,090円、理論株価918円
三井金属の目標株価
SBI証券:目標株価4,688円(予測数11)

ずいぶん違いますね(笑)。

同じ会社を分析しているのに、ここまで評価が違う。

だから株式投資は面白いのかもしれません。

一方で、ミンカブに掲載されている理論株価が918円となっているのも気になります。

目標株価は3,090円なのに理論株価は918円。

かなり大きな差です。

こういう数字を見ると、

「結局どっちなんだ?」

と思ってしまいます(笑)。

ただ、僕が見ていた先週終値は2,553円。

3,090円なら、2,553円から約21%上。

SBI証券の4,688円なら、かなり大きな上昇余地を見ていることになります。

もちろん目標株価はあくまで目安。

「証券会社が4,688円と言っているから4,688円まで上がる」

なんて単純な話ではありません。

僕は目標株価を未来の株価予言として見るのではなく、

「市場参加者がこの企業をどのくらい評価しているのか」

を見るための参考材料のひとつとして使っています。

チャートも買い増しの理由になった

↑ パンダのポートフォリオ 20261004

そして今回、僕が追加購入するうえでもうひとつ大きかったのがチャートです。

1年チャートで見ると、僕が予想していたよりも早く300日単純移動平均線を上抜けてきました。

三井金属の1年チャート
1年チャート(日足)。赤い線が300日移動平均線

「もう少し時間がかかるかな?」

と思っていたのですが、意外と早かった。

そこで今回は仕込むことにしました。

もちろん、移動平均線を超えたから必ず上昇するわけではありません。

一度上抜けても、また下に戻ってしまうことはいくらでもあります。

それでも僕は、長期の移動平均線を株価が超えてくる動きをひとつの変化として見ています。

業績や将来性を見たうえで、最後にチャートを確認する。

今回は、

「欲しかった銘柄+株式分割+成長テーマ+チャートの変化」

が重なったため、追加購入しました。

三井金属は「ただの非鉄金属会社」なのか?

僕が三井金属に注目している理由は、ここです。

名前だけを見ると「金属会社」です。

非鉄金属株というと、どうしても銅や亜鉛などの金属価格によって業績が変動する市況関連株というイメージがあります。

もちろん三井金属にもそうした側面はあります。

でも現在の三井金属を見ると、それだけではありません。

僕が特に注目しているキーワードは、

AI向け銅箔

そして、

全固体電池

です。

この2つは、これから数年間の産業を考えるうえで非常に面白いテーマだと思っています。

AIが成長すれば、その裏側に必要な企業も成長する

AIというと、どうしても目立つ企業ばかりに注目が集まります。

半導体メーカーや巨大IT企業などです。

でもAIを動かすためには、当然ながら大量のハードウェアが必要です。

データセンターも必要です。

半導体も必要です。

基板も必要です。

そして、それらを作るための高性能な素材も必要になります。

つまりAI投資を考えるとき、

「AIそのものを作っている会社」

だけを見る必要はないわけです。

AIが普及することで需要が増える素材や部品を作っている企業も恩恵を受ける可能性があります。

僕はこういう「少し後ろ側にいる企業」を探すのが好きです。

みんなが見ているところではなく、その裏側を見る。

投資では結構大事なことだと思っています。

全固体電池も長期では面白い

もうひとつが全固体電池です。

電気自動車などで期待されている次世代電池ですが、まだ本格普及の途中です。

だからこそ面白い。

株式投資では、完成して誰もが知っているテーマに投資するより、

「これから大きくなるかもしれない市場」

を早めに見つけることができれば、大きなチャンスになることがあります。

もちろん早すぎる場合もあります。

僕も以前の記事で書きましたが、投資は早ければ早いほどいいわけではありません。

10年後に大成功する技術でも、その10年間ずっと株価が上がるとは限りません。

だから全固体電池だけを理由に三井金属を買っているわけではありません。

現在の事業を見ながら、その先にある成長オプションのひとつとして注目しています。

同じ「非鉄3社」でも中身はかなり違う

財経新聞の記事では、

三井金属、JX金属、住友金属鉱山

の3社が比較されています。

同じ非鉄金属セクターですが、面白いのは成長の柱がそれぞれ違うことです。

三井金属はAI向け銅箔や全固体電池。

JX金属は先端半導体材料。

住友金属鉱山は資源と電池材料。

同じ「非鉄金属株」と一括りにしてしまうと、この違いを見落としてしまいます。

これは株式投資では結構重要だと思っています。

業種だけを見るのではなく、

「この会社は何で稼いでいるのか」

さらに、

「5年後、何で稼ごうとしているのか」

まで見る。

僕は最近、ここをかなり意識しています。

株価2,553円からどこまで行くのか

さて、ここからが投資家として一番気になるところです。

僕が確認した先週終値は2,553円。

ミンカブの目標株価3,090円なら約21%上。

SBI証券の目標株価4,688円なら、約84%上です。

かなり差があります。

でも、こういうときに僕は「どちらが正しいか」を当てようとはあまり思いません。

そもそも株価の未来なんて誰にも分かりません。

大切なのは、

「今の株価に対して、自分はリスクを取って保有したいと思えるか」

だと思っています。

僕の場合は今回、

YESでした。

だから買い増しました。

もちろんリスクもある

ここまで書くと三井金属をかなり強気に見ているように感じるかもしれません。

ただ、当然リスクもあります。

非鉄金属企業なので金属価格の影響を受けます。

為替も動きます。

AI関連需要が市場の期待ほど伸びない可能性もあります。

全固体電池についても、普及時期が予想より遅れる可能性があります。

大型の設備投資を行えば、その投資をきちんと利益として回収できるかも重要です。

そして一番怖いのは、

良い会社だからといって、良い株価とは限らないこと。

どれだけ成長する企業でも、市場が先に期待して株価を上げすぎていれば、その後に調整することがあります。

だから僕も、「三井金属は絶対上がる」と思って買っているわけではありません。

投資に絶対はありません。

それでも僕は買い増した

いろいろ書きましたが、最初の話に戻ります。

なぜ三井金属を買い増したのか。

買いたかったから(笑)。

もちろん冗談半分です。

ちゃんと理由はあります。

AI向け銅箔。

全固体電池。

株式分割による買いやすさ。

長期移動平均線を上抜けてきたチャート。

そして、今後の成長に対する期待。

これらを総合的に考えて、僕は分割後に追加購入しました。

株式分割によって1単元約25万円まで下がったことで、以前よりも売買しやすくなったのもありがたいです。

ここから株価がどう動くのか。

3,090円なのか。

4,688円なのか。

それともミンカブの理論株価918円に近づいてしまうのか(笑)。

答えは数年後にならないと分かりません。

だから投資は面白い。

僕は引き続き、三井金属を保有しながら業績とAI関連材料、全固体電池の進展を追っていきたいと思います。

数年後にこの記事を読み返したとき、

「あのとき買い増しておいて良かった」

となっていることを期待しています。

※この記事は僕自身の投資記録・考えを書いたものであり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。

パンダ

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