お金持ちになる方法

在庫の悪夢、僕がセドリをしない理由

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 昨晩、悪い夢を見ました。よく見た悪い夢は大学が単位が足りなくて留年する夢が多かったのですが、昨晩は在庫がはけなくて上司に毎日つつかれるという夢。大学を出て初めて就職したのがアジア系の商社でした。アジア系というと中国系か韓国系しかありませんが、そぅ韓国系ですLG。昔むかしは金星(Gold Star)とう名前でした。

 僕の配属された部署は電子部品チームといって電化製品に入る電子部品を主に韓国に輸出する仕事でした。商社ですので繊維部門が産業機械部門などなど多岐にわたり部署があるのですが、特にこれといった希望が入社時になかったので電子部品チームに配属されました。電子部品というのは読んで字のごとく電子の部品でして、例えば全ての電子機器には半導体がつかれていますしスイッチも使われています。またCDやDVDなどの光を当てて情報を読みために光を放出するレンズも必要です。今でもそうなのですが日本に電子部品は世界でもいまだに競争力があり、アップル の iPhone の中にも重要な部品は日本の電子部品だったりします。

 そして僕が入社した当時(1994年)の韓国はイケイケどんどんの状況でまだ鄧小平さんの中国の経済革命が花開く前です。漢江の奇跡と呼ばれる経済成長後の韓国であり、ソウルオリンピックを成功させた自信みなぎってる状況でした。日本はというとバブルが弾けたといってもまた株価が少し持ち直してきた頃でした。この後韓国はIMF経済危機と日本は失われた20年超という経済低迷が始まるのですが..

 さて僕の仕事はというと本国(韓国LG)で生産する商品(パソコンや洗濯機、Audioなど)に入る重要な日本製の電子部品をメーカーから購入し、主に韓国に輸出する仕事いわゆる購買でした。なにが辛かったって韓国のスピードに合わせるのが大変でした。だった韓国が経済成長できた理由は他国よりも倍以上のスピードで意思決定し、集中的に投資することですから。何かこれは売れると分かったから工場に生産ラインを作り部品を集め、生産し出荷する。これに対応できないのが日本のメーカーです。日本のメーカーとしてはまだまだ日本国内に需要がありましたから、それほど海外輸出比重も低い訳で市から優先度が低いんですよね。そうすると物を出してくれないんですよ。

 物を優先的にだしてもらうように本国からお偉いさんが来てアテンドするのが僕の仕事でもありました。☝は仙台から👇は鹿児島まで一緒にメーカー行脚をしました。メーカーにとってはお客様でもあり重要キーパーソンですから工場長が接待します。僕もその接待のおこぼれを頂いた次第です。のちのちこの あま~い 経験が自分をダメなクズな人間にしていくんですけどね。

 さて調子が良い時はいいのですが、いざ「 ん? この商品は思ったより売れないな」となると、ある日工場のラインが無くなったりするんですよ。そうなると困るのは部品を作っている日本のメーカーです。在庫を抱える訳ですから。日本のメーカー的には引き取ってもらいたいですし、僕としても既に倉庫に搬入された物は僕管理在庫になる訳ですよ。毎日、上司からつつかれる訳ですよ。在庫を処分しろと! そんなん入社数年目の一回のペーペー社員の僕がどうこう解決できる問題ではありません..   

 僕が セドリ をしない理由は、その① 在庫はもうコリゴリです。 その② 家がもので溢れかえるから。東京のど真ん中で高い買い物をしたマンションでスペースを使う理由が無い その③ 人と同じ行動はしたくない。人の行く道の裏に道がある!かも? ただし物を安く仕入れ高くある、付加価値をつけて提供して喜んでもらうのは商売の基本であると認識はしてます。 (つづく)