アパート投資、DIY大家

問題発生を未然に防ぐ魔法のフレーズ。「何かお困りのことはありますか?」 アパート経営でもユーザー視線は必要です。

may I help you ?

 アパート経営をしていて気付いた頃から使っているフレーズがある「何かお困りのことはありますか?」ホテルなどのサービス業ではよくフレーズですがアパートの大家から聞いてくることはあまりないと思います。アパート経営していて部屋を借りてくれている方と紹介してくれた不動産屋からの連絡はきまって水漏れや鍵を失くしたなどのトラブルの連絡ばかりです。最初の頃はこの手の連絡が嫌で嫌でしょうがなかったのですが、ある時から考えを変えてチャンス? チャンスとまでは言いませんが店子(部屋を借りてくれている人)と接点を持てる良い機会と捉えるようになりました。

とかくアパートの大家と部屋の住人は距離を取りたがります。大家が近くにいると住人は煙たがるし、大家も面倒な事があるとえばありますよね。ゴミ出しとか。ただアパートの管理をたんに丸投げしてしまうと地域性や住んでいる人にもよりますがアパートがゴミ屋敷と化してアパート自体の方が削られてしまう事があります。ゴミはゴミを呼びます。管理会社がしっかりやるかと言えば所詮は他人のものですからどうなろうと知ったことではありません。

 大家(オーナー)や管理している人が隣やすぐに近くに住んでいる場合には、細かい対応が可能ですがそれでも良いのですが、僕のように車で30分ほど離れていると中々細かいフォーローは出来ません。2つダブルワークしてますし。

 そこでいつの頃からか部屋で発生したトラブルを住人に待たすことなく、限りなくその場で解決(修理)することにしました。出来ることは全部やる。その場で部屋を借りている人のストレスは解消され、かえって感謝されることもあります。

 そこで魔法のフレーズ「他に何かお困りのことはありますか?」とあえてこちらから聞くことで、近い将来発生するであろうトラブルを未然に防ぐことができます。「あっ、そういえばあそこも」と… 事前にヒアリングする事で将来発生するであろうトラブル未然に防ぐことになるんです。話しを聞いている中でそのアパートの間取りの弱点を見つけることもできますし、基本アパートは同じ間取りですから部屋が空いた場合には解決方法を横展開して使い勝手の向上を常に求めています。 (つづく)